鼻の再手術は、初回の手術以上に多くの要素を考慮する必要がある手術です。すでに一度手術を受けた鼻では、皮膚が薄くなっていたり、軟骨や支えとなる構造が弱くなっていたり、プロテーゼの痕跡や拘縮が残っているケースも少なくありません。同じようなお悩みに見えても内部の状態はお一人おひとり大きく異なります。
再手術で最も重要なのは、現在の鼻の構造を正確に把握することです。なぜラインが崩れたのか、どの部分で支えが不足しているのか、組織がどこまで回復可能なのかを見極めずに手術を行うと、術後に同じような問題が繰り返される可能性があります。経験上、再手術ではどれだけ変えるかよりも、どれだけ安定した構造を作り直せるかがはるかに重要です。鼻中隔や軟骨の支えが十分でない場合、一時的に形が整って見えても、時間の経過とともに再び下がったり変形したりするリスクが高くなります。
鼻の再手術は、短期的な変化を求めるものではなく、長期的に構造が維持できる範囲の中でラインを再設計していく手術です。この考え方が明確であるほど、再手術の結果はより安定したものにつながります。